敗退して悔しかったですが、僕が負けた方が優勝されていたので踏ん切りがついたかなと。
終了後打ち上げにも参加せず、天六の貸しスペースうずめ様にて二人芝居お稽古へ。よく利用させて貰っていてとても有り難いです。看板猫のイライザは殆ど寝ていました。
そして12/4京都・三条VOXhallにて開催された「若者のすべて」というイベントへ出演。
ポエトリー界隈では名のある方々や、このレベルでプロじゃないのかと感じさせるアーティスト、バンド達がひしめき合う中、水銀さんことリリー・マーキュリー氏と共に二人芝居で殴り込み。
スタッフは学生が多いようで、何となくいつもの暗いだけの作品は響かないだろうなぁと思って書き上げた脚本は、自分で言うのも何ですが良く出来ていたんじゃないかなと思います。 相手役の水銀さんは脚本を初めて読んだ時辛かったと言っていましたが、泣いたとも言ってくれました。
生きて行く中で辛い事はどうしても存在していて、それを避ける事は出来ないのかもしれません、その最中に居る時はそれが全てで希望なんて何処にも無いように感じる事は実体験として知っています。ですが人生はそれだけではありません。それだけであって良い筈が無いです。努力した人は報われて、傷ついた人々は救われるべきだとずっと思っていて、あの作品を書き上げました。他人との関係の中にこそ救いがあると、気付いたのは最近の事ですが、それでも生きていればいつかは…という事をブリーフ一枚で伝えられたと思います。
二人で夜遅くまで練習して、ギリギリまで非常階段でセリフの確認をして、出番直前に舞台袖で手を握り合った時、あぁ青春ってこんな感じなんだろうなぁと感じて、本番は体感時間が数秒に感じる程短く、それは楽しかったからで、またやりたいなとずっと考えています。
恥ずかしかったので、あんまり直接伝えて無かったですが、水銀さんのブログを読んでフィードバックした部分や本人との会話の中で当て書き的にも作っていて、芝居に説得力が出ていたと思います。水銀さんが相手役をしてくれて本当に良かったです。
最後のセリフの時、アドリブの動きを入れましたが、やって良かった。
川原寝太郎さんが撮ってくれました。辛い時はグッと構えろ!